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緊急リポート iPhone5を手に入れた(1) [ツール]

 9月17日(月・祝)に地元auショップに予約していたiPhone5(アイフォーン・ファイブ)が、1カ月後の10月20日(土)に手に入った。

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 生まれて初めて手にする、元祖スマートフォン。果たして、クリエイターの武器となり得るのか、それともただのおしゃれな携帯電話機か。新聞・雑誌・書籍のジャンルを転戦し、プロにしてアマチュア、男のオバサン、とっちゃん坊やの複眼(マルチアイ)を日本で唯一持つ男――京王サブが早速検証してみた。

 今回購入したのは、auのiPhone5ホワイト&シルバー16GBである。ちなみに、カミさんは同ブラック&スレート16GB、息子はホワイト&シルバー64GBを購入した。一家3人がそろってドコモからauに移る形となった。

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 使い始めて5日間、最初の違和感や不慣れはすぐに消え、わたしにとってiPhone5は今やなくてはならないツールになっている。

 スマートフォンを使うのは初めてだが、アップルのタブレット、iPad(アイパッド)は2011年1月から使い続けている。

 だから液晶画面を指で触れる独特の操作方法は慣れていたが、それでもiPhone5を使い始めたときは、かなりストレスを覚えた。iPadの9.7インチ液晶画面に比べて、iPhone5の4インチ画面はあまりにも小さすぎて、タッチミスが頻発したからだ。

 まあ、わたしの指先が太くて短いという肉体的ハンディーキャップもあるのだが、タッチ画面の微妙な“ずれ”に戸惑った。

 というのは、iPhone5のタッチパネルのキーボード、端の文字列が少し左寄りにずれているからだ。一例を挙げよう。キーボード配列の「Q」や「P」はキーボードの真上というより、数ミリ左右にずれて設置されている。人間の手の作りや、視角のズレなどを織り込んだ結果だと思う。慣れればどうってことないのだが、最初の内は「Q」や「P」キーの真上をたたいても全然文字が現れないので往生した。

 しかし「そういうもの」ととして頭の中で修正され、その位置が定着するに従って、違和感は消えていった。元々そういうふうに作ってある、と言われればそれまでだが、やはり慣れが大きかったのだと思う。

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 さて、iPhone5の実際の使用感だが、これがまたiPadとは全然違うことに驚いた。

 最初、わたしはiPhone5のことを「小さいiPad」だろうと思っていた。スケールこそ違え、基本性能はほとんど同じだと思ったからだ。

 だが、それはわたしの間違いだった。ノートと手帳は形状が似ているがその機能は全く違うように、iPhone5とiPadは完全に似て非なる存在なのである。

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 手のひらサイズのiPhone5は、常に手元にあって、わたしという人間を補佐してくれる“執事”や“副官”のような存在なのである。

 分かりやすい例を挙げよう。朝の通勤列車内で、あなたは「我ながら冴えている」「なかなかの出来だ」と思える俳句を思いついたとする。しかし、カバンからわざわざ手帳を引っ張り出すわけにもいかない。そんなとき、iPhone5があれば、片手で楽々思いついた俳句を記そのまま打ち込める。しかも、ネット接続して類似作品がないか、文法的に間違いはないか、その場で調べることも可能だ。

 そんなの、駅に着いたらメモを取り、会社に着いてネット検索すれば同じじゃないか、とおっしゃるか? それは屁理屈である。人間は、そのタイミングでやらなければ興が乗らないということがあるし、駅に着くまでに忘れてしまう可能性は十分にある。また、何かの創作作業をしているときは、1つに限らず、次々と着想がわいてくるものだが、そういった想念のひらめきを記録するのにもiPhone5は非常に有効である。

 例えてみれば、iPadとiPhoneはライフルとピストル、槍と刀の関係に似ているだろう。〈弾丸が飛び出す〉〈刃物で切る・刺す〉という本質的な機能は同じなのだが、そのスケールの違いが決定的に別物としての生命を吹き込むのである。

 iPhone5は機動性、敏捷性にすぐれている。いってみれば印籠型コンピューター&ケータイ&ゲーム機&ヘッドフォンステレオなのである。といっても、機能それ自体が重要なのではなく、あくまでも持ち歩けるということが重要なのである。

 口で言うと何てことはないが、わたしのような頭の容量の小さい人間にとって、iPhoneは人類始まって以来の画期的ツールである。iPhoneはわたしのボキャブラリーを、知識量を、知恵を飛躍的に増やしてくれる“魔法の杖”なのである。

 その更に詳しい使用リポートは明日以降お伝えしてゆくことにする。今宵はこれにて。

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