SSブログ
ツール ブログトップ

緊急リポート iPhone5を手に入れた(1) [ツール]

 9月17日(月・祝)に地元auショップに予約していたiPhone5(アイフォーン・ファイブ)が、1カ月後の10月20日(土)に手に入った。

s-CIMG4281.jpg

 生まれて初めて手にする、元祖スマートフォン。果たして、クリエイターの武器となり得るのか、それともただのおしゃれな携帯電話機か。新聞・雑誌・書籍のジャンルを転戦し、プロにしてアマチュア、男のオバサン、とっちゃん坊やの複眼(マルチアイ)を日本で唯一持つ男――京王サブが早速検証してみた。

 今回購入したのは、auのiPhone5ホワイト&シルバー16GBである。ちなみに、カミさんは同ブラック&スレート16GB、息子はホワイト&シルバー64GBを購入した。一家3人がそろってドコモからauに移る形となった。

s-CIMG4284.jpg

 使い始めて5日間、最初の違和感や不慣れはすぐに消え、わたしにとってiPhone5は今やなくてはならないツールになっている。

 スマートフォンを使うのは初めてだが、アップルのタブレット、iPad(アイパッド)は2011年1月から使い続けている。

 だから液晶画面を指で触れる独特の操作方法は慣れていたが、それでもiPhone5を使い始めたときは、かなりストレスを覚えた。iPadの9.7インチ液晶画面に比べて、iPhone5の4インチ画面はあまりにも小さすぎて、タッチミスが頻発したからだ。

 まあ、わたしの指先が太くて短いという肉体的ハンディーキャップもあるのだが、タッチ画面の微妙な“ずれ”に戸惑った。

 というのは、iPhone5のタッチパネルのキーボード、端の文字列が少し左寄りにずれているからだ。一例を挙げよう。キーボード配列の「Q」や「P」はキーボードの真上というより、数ミリ左右にずれて設置されている。人間の手の作りや、視角のズレなどを織り込んだ結果だと思う。慣れればどうってことないのだが、最初の内は「Q」や「P」キーの真上をたたいても全然文字が現れないので往生した。

 しかし「そういうもの」ととして頭の中で修正され、その位置が定着するに従って、違和感は消えていった。元々そういうふうに作ってある、と言われればそれまでだが、やはり慣れが大きかったのだと思う。

s-CIMG4287.jpg

 さて、iPhone5の実際の使用感だが、これがまたiPadとは全然違うことに驚いた。

 最初、わたしはiPhone5のことを「小さいiPad」だろうと思っていた。スケールこそ違え、基本性能はほとんど同じだと思ったからだ。

 だが、それはわたしの間違いだった。ノートと手帳は形状が似ているがその機能は全く違うように、iPhone5とiPadは完全に似て非なる存在なのである。

ipad.jpg

 手のひらサイズのiPhone5は、常に手元にあって、わたしという人間を補佐してくれる“執事”や“副官”のような存在なのである。

 分かりやすい例を挙げよう。朝の通勤列車内で、あなたは「我ながら冴えている」「なかなかの出来だ」と思える俳句を思いついたとする。しかし、カバンからわざわざ手帳を引っ張り出すわけにもいかない。そんなとき、iPhone5があれば、片手で楽々思いついた俳句を記そのまま打ち込める。しかも、ネット接続して類似作品がないか、文法的に間違いはないか、その場で調べることも可能だ。

 そんなの、駅に着いたらメモを取り、会社に着いてネット検索すれば同じじゃないか、とおっしゃるか? それは屁理屈である。人間は、そのタイミングでやらなければ興が乗らないということがあるし、駅に着くまでに忘れてしまう可能性は十分にある。また、何かの創作作業をしているときは、1つに限らず、次々と着想がわいてくるものだが、そういった想念のひらめきを記録するのにもiPhone5は非常に有効である。

 例えてみれば、iPadとiPhoneはライフルとピストル、槍と刀の関係に似ているだろう。〈弾丸が飛び出す〉〈刃物で切る・刺す〉という本質的な機能は同じなのだが、そのスケールの違いが決定的に別物としての生命を吹き込むのである。

 iPhone5は機動性、敏捷性にすぐれている。いってみれば印籠型コンピューター&ケータイ&ゲーム機&ヘッドフォンステレオなのである。といっても、機能それ自体が重要なのではなく、あくまでも持ち歩けるということが重要なのである。

 口で言うと何てことはないが、わたしのような頭の容量の小さい人間にとって、iPhoneは人類始まって以来の画期的ツールである。iPhoneはわたしのボキャブラリーを、知識量を、知恵を飛躍的に増やしてくれる“魔法の杖”なのである。

 その更に詳しい使用リポートは明日以降お伝えしてゆくことにする。今宵はこれにて。
nice!(0)  トラックバック(0) 

武器としてのUSBメモリー [ツール]

 前回「原稿執筆、最強最適のエディターはこれだ」でちょこっと触れましたが、わたしはPCは持ち歩かず、必要なものは全部USBフラッシュメモリーに詰めて移動しています。

 PCは重いですし、カサばりますから。それに持ち歩いていると、やっぱり傷むんですよ。ですから、USBメモリーを出先のPCに差して自宅と同じ環境で使用しています。

 今回は、そのUSBメモリーで持ち歩くソフトをご紹介したいと思います。題して「武器としてのUSBメモリー」。USBメモリーは、わたしにとって武士が腰に差す刀みたいなものなんですよ(*^o^*)

100000001001309383_10204.jpg

■USBメモリー本体

 BUFFALOの「RUF3-S64GS-BK」を使っています。きほん何でもいいですが、やはり64GBは必要です。そういうわけで、お勧めは次の製品。値が張るものは、それだけの価値があります。

    

■Webブラウザー

「Googlechrome Portable」と「Firefox Portable」を入れています。ウイルスの標的になりやすい「Internet Explorer」は使いません。軽快な「Googlechrome Portable」は検索用、便利な「Firefox Portable」は印刷用と使い分けています。もちろんブックマークは共通にしています。

「Googlechrome Portable」の拡張機能には「webページショット」と「Evernote Web Clipper」を搭載しています。

 特に「Evernote Web Clipper」は出先でネット巡回中に見つけた気になる情報をクリップ・保存するのに。もちろん、Portableブラウザーでブックマークしてもいいのですが、ネット情報は消えやすいので。

■エディター

「サクラエディタ」を入れています。前回「原稿執筆、最強最適のエディターはこれだ」参照。

■画面キャプチャー

「キャプラ」を入れています。商売柄、書影を加工して印刷しなければならない(かもしれない)ので(#^.^#)

■メーラー

 入れてません。メールは自宅PCの「Microsoft Outlook」と携帯で一括管理したいので。出先でメールチェックしたいときはプロバイダーのWebメールか、Gmailをもっぱら活用しています。

■ユーティリティー

 メモリー掃除用に「CCLEANER Portable」、デフラグ用に「Auslogics Disk Defrag Portable」。立つ鳥跡を濁さず。出先の借用PCは、メモリーとハードディスクを完璧掃除!

■最後に

 USBメモリーにソフトや記録を入れて持ち運ぶ場合、落としたり、なくしたりするリスクを常に考慮しなければなりません。

 わたしの場合、落として誰かに見られることを前提に、重要な文書などは絶対に保存しないようにしています。だから、暗号化はしていません。

 しかし、重要文書を保存しなければならない方は必ず「Secure Lock Ware」などで暗号化するようにしてください。
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

原稿執筆、最強最適のエディターはこれだ [ツール]

 原稿や文章執筆にワープロソフトを使っている人はもはや少ないでしょう。ワープロとはきれいに文書を印刷するソフトに過ぎません。原稿を書くときは、まず軽快なエディターで打ち、完成後にメールで送信したり、組版サーバーに直接流し込む人が多いのでは?

 さて、皆さんはどんなエディターを使ってますか。秀丸、notepad、それとも……?

 秀丸は以前わたしも使っていました。すっきりとした画面構成で、ツールバーの視認性・デザイン性も優れていますね。テキスト入力も軽快で、非常に快適です。

 しかし、秀丸には致命的な欠点があります。

 それは字詰めの設定が簡単じゃないことです(>ω<)ノ

 例えば、プロの原稿依頼は、14字詰め50行という形できます。秀丸はそういう画面設定をするときの操作が繁雑なのです。

 しかも、せっかく14字詰めの設定に変えたとしても、印刷に反映されません。紙に印刷すると、ただのダラダラしたテキストになってしまって、原稿の仕上がりイメージを確認できないのです。

 記者やライターの方たちだったら、デスクに朱を入れてもらうのに、非常にやっかいです。

秀丸.gif

 そこで、1行当たりの字詰めが簡単に変更できて、なおかつ印刷に字詰め設定が反映されるエディターを探してみました。

 たった1つだけ見つかりました。それは「EmEditor(エムエディター)」です。これなら、字詰めの設定が簡単にできるうえ、印刷にも反映できます。しかも、フリーソフト! こんな素晴らしいソフトを世に送り出してくれた作者の方に感謝、感謝です。

emeditor-pro-2006.jpg

 しかし、この「EmEditor」にも、やはり欠点があるのです。それは持ち運びできないこと。PortableとしてUSBメモリーに入れて持ち運べないのです。

EmEditor.png

 わたしの調べた限り、Portableのテキストエディターで字詰め設定が簡単にできるもの、なおかつ印刷にも反映できるものは見つかりませんでした(>ω<)ノ

 ソフト製作者の方々の今後の努力に期待ですが……そうも言ってられません。そこで、わたしの場合、出先で原稿を書くときは、USBメモリーに入れた「サクラエディタ」を使って書いています。

サクラエディタ.jpg

 そのときちょっとしたコツがあって、第1行に字数分だけ数字を打ち込んでおくのです。そして、その数字に合わせて文章を改行して、行数を測ります。最後に置換で改行マークを全部取り、プレーンテキストにしてメールで送っちゃいます。

 例えば、こんな感じです。

一二三四五六七八九〇一二三四

 原稿や文章執筆にワープロソ
フトを使っている人はもはや少
ないでしょう。ワープロとはき
れいに文書を印刷するソフトに
過ぎません。原稿を書くときは、
まず軽快なエディターで打ち、
完成後にメールで送信したり、
組版サーバーに直接流し込む人
が多いのでは?

 全角数字を使うのがコツです。洋数字だと自動的にツメられてしまうときは、和数字に切り替えます(*^o^*)

 この数字法は意外に効果的で、字数制限のあるツイッターの下書きなんかにも重宝します。

 ぜひ、お試しになってみてください(*^o^*)

nice!(0)  トラックバック(0) 
ツール ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。